コントラバス/ウッドベースは壁を向いて練習すると良く聴こえて楽しい話

JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

コントラバス・ウッドベースって自分の音が聴こえにくいですよね?

これは楽器の仕組みとして仕方がない部分もあります。
前に音が出る楽器ですからね。

なので色々と工夫して楽器を楽しむわけですが、練習のときは壁の方を向いて弾くのがオススメです。
良く聴こえて楽しいですよ。

コントラバス/ウッドベースは壁を向いて練習すると良く聴こえて楽しい話

コントラバス/ウッドベースは壁を向いて練習すると良く聴こえて楽しい話

有名ベーシストも壁を向いて練習していました。

スコット・ラファロは壁を向いて練習していた

ジャズベーシストのスコット・ラファロはご存知でしょうか?
ビル・エヴァンスのピアノトリオのベースですね。

彼の自伝に、「スコット・ラファロは壁のコーナーに楽器を向けて練習していた」という逸話が載っています。

自伝はこの「スコット・ラファロ その生涯と音楽」という本です。

国書刊行会, ヘレン・ラファロ・フェルナンデス(著), 2011/3/28

スコット・ラファロも工夫して練習していたのですね。
ちなみに上の伝記を読むと、ラファロが練習の鬼だったこともわかります。

デッドな環境をすすめるひともいた

ぼくの先輩ミュージシャンに「なるべくデッドな場所で練習した方が良い」という意見のひともいました。

これはこれで正しいと思います。
本番の演奏の現場が必ずしも良い環境とは限りません。

ただやはり自分の音が聴こえにくいのは楽しくないです。
楽しくないと練習も続きませんしね。

壁に背を向けるのもアリ

これはまた別の後輩ベーシストが教えてくれたのですが、上とは逆に「壁に背を向けてベースを構える」というものです。

コントラバス・ウッドベースが鳴る仕組みとして、裏板もたしかに振動するので、後ろにも音は出ているはずです。

やってみると分かりますが、こちらもなかなかよく聴こえて楽しいです。

楽器の演奏環境を整えるのは大切

楽器の演奏環境を整えるのは大切

自分の音がよく聴こえるように、練習や本番の環境を整えるのは、やっぱり大切です。

普段ヘッドホンで練習しているなら、高性能のヘッドホンを使うようにするとか、ベースを壁に近づけるために部屋を模様替えするなど。

もし演奏中に自分の音が聴こえないことに困っている場合は、
「ウッドベースの音が演奏中に聴こえないときの対処法【音量アップ以外】」
のページを参考にしてください。
きっと改善するはずです。

それでは以上になります。
試しに壁に楽器を向けてみてくださいね。

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