コントラバス・ウッドベースって自分の音が聴こえにくいですよね?
これは楽器の仕組みとして仕方がない部分もあります。
前に音が出る楽器ですからね。
なので色々と工夫して楽器を楽しむわけですが、練習のときは壁の方を向いて弾くのがオススメです。
良く聴こえて楽しいですよ。
コントラバス/ウッドベースは壁を向いて練習すると良く聴こえて楽しい話
有名ベーシストも壁を向いて練習していました。
スコット・ラファロは壁を向いて練習していた
ジャズベーシストのスコット・ラファロはご存知でしょうか?
ビル・エヴァンスのピアノトリオのベースですね。
彼の自伝に、「スコット・ラファロは壁のコーナーに楽器を向けて練習していた」という逸話が載っています。
自伝はこの「スコット・ラファロ その生涯と音楽」という本です。
スコット・ラファロも工夫して練習していたのですね。
ちなみに上の伝記を読むと、ラファロが練習の鬼だったこともわかります。
デッドな環境をすすめるひともいた
ぼくの先輩ミュージシャンに「なるべくデッドな場所で練習した方が良い」という意見のひともいました。
これはこれで正しいと思います。
本番の演奏の現場が必ずしも良い環境とは限りません。
ただやはり自分の音が聴こえにくいのは楽しくないです。
楽しくないと練習も続きませんしね。
壁に背を向けるのもアリ
これはまた別の後輩ベーシストが教えてくれたのですが、上とは逆に「壁に背を向けてベースを構える」というものです。
コントラバス・ウッドベースが鳴る仕組みとして、裏板もたしかに振動するので、後ろにも音は出ているはずです。
やってみると分かりますが、こちらもなかなかよく聴こえて楽しいです。
楽器の演奏環境を整えるのは大切
自分の音がよく聴こえるように、練習や本番の環境を整えるのは、やっぱり大切です。
普段ヘッドホンで練習しているなら、高性能のヘッドホンを使うようにするとか、ベースを壁に近づけるために部屋を模様替えするなど。
もし演奏中に自分の音が聴こえないことに困っている場合は、
「ウッドベースの音が演奏中に聴こえないときの対処法【音量アップ以外】」
のページを参考にしてください。
きっと改善するはずです。
それでは以上になります。
試しに壁に楽器を向けてみてくださいね。