先日、ベーシストのポール・ジャクソンが亡くなりました。
憧れのベーシストが、またこの世からいなくなりました。
悲しいです。
ポール・ジャクソンに対するぼくの想いを、つらつらと書いていきます。
ポール・ジャクソンを偲んで
ポール・ジャクソンをご存知ないかたのために書くと、ハービー・ハンコックの「ヘッドハンターズ」のメンバーとしての活動が有名です。
ドラマーのマイク・クラークとのグルーヴは最高でした。
ヘッドハンターズ
演奏を聴いた方が早いですね。
「Chameleon」は聴いたことあるのではないでしょうか。
ジャムセッションでもよく演奏されます。
マイク・クラークとのクリニック動画も、YouTubeにあがっています。
ポール・ジャクソンとの思い出
実はポール・ジャクソンと会ったことがあります。
ぼくらのライブに奥さまと遊びに来てくれました。
ちなみに奥さまは日本人で神戸に住んでいました。
ポール・ジャクソンが日本に住んでいてくれたのが、当時からなんだか嬉しかったです。
それで、見に来てくれたときに、ベースの悩みなどを聞いてもらいました。
「ぼくも若いときに同じことを悩んでいたよ」
と言ってくれました。
大きな手
またその時に手の大きさも比べてみたのですが、ウソみたいに大きな手でした。
「このひとと同じ楽器か」と、ア然としたのを覚えています。
ウッドベースを弾くポール・ジャクソン
この日、彼も演奏してくれました。
なんと彼はウッドベースを弾きました。
ぼくはその日ウッドベースでの演奏だったので、そのままぼくの楽器で演奏したのです。
左手のフォームが完璧なことにビックリしました。
向こうのエレキのベーシストは、意外とウッドベースは当たり前に弾けるのかもしれません。
ビクター・ウッテン、ネイザン・イーストもウッドベース(もしくはエレクトリック・アップライト)を弾けますし、ジャコ・パストリアスもそもそもウッドベースプレイヤーになりたかったのですしね。
以上、ポール・ジャクソンについて書きました。
ポール・ジャクソンが帰りがけに「My son!」と言ってくれたのが、まだ耳に残っています。
悲しいけれども、たくさんの素晴らしいものを残してくれた感謝の気持ちでいっぱいです。
天国でも最高のグルーヴで、みんなを楽しませていることでしょう。