ジャズでもメトロノーム練習が大切ですが、よくおこなわれるものに「裏拍で鳴らす」というものがあります。
2拍目と4拍目に鳴らす練習ですね。
できるようになると、自転車と同じで簡単なことになるのですが、最初は苦労するはずです。
できるようになるための、コツ・方法を書いていきます。
メトロノームの裏拍練習ができるようになるコツ
必ずできるようになるので、できなくても悲観せず、地道に練習していきましょう。
十分ゆっくりなテンポからおこなう
この裏拍の練習は、ある程度速いテンポの方がやりやすいのですが、最初から速くするのはやはり混乱の元です。
BPM=50~60 くらいから練習するのが良いでしょう。
メトロノームを手拍子だと感じる
ポップスなどでは、手拍子は裏拍で叩くのが一般的ですね。
メトロノームを、この手拍子のように感じられると、裏拍練習の感覚がつかみやすいです。
メトロノームの間に「1」を無理やり入れる
どうしてもメトロノームが1拍目・3拍目に聴こえてしまう場合、クリック音の間に「1」を無理やり入れるというのも、良いやり方です。
まず、メトロノームが鳴っていないところに「イチ」と声を入れます。
そのまま「ニー、サン、シッ、イチ、ニー、・・・」と続けてカウントを続けていきます。
何度も続けていると、あるときメトロノームが「ウラ」に聴こえている自分に気づくでしょう。
アプリの機能を使う
ぼくはメトロノームアプリとして、「Tonal Energy」を入れています。
» TEチューナー(TonalEnergy Tuner) 使える機能
このアプリでは、クリックにアクセントをつけたり、指定の拍を消したりできます。
これらの助けを借りるのも良いやり方ですね。
メトロノームは友だち
むかしサッカーのマンガで、「ボールは友だち」という名言のようなものがありました。
ぼくはサッカー少年でしたが、子供ながらに「友だちを蹴るんだ」と思っていました。
でもこれは、ちょっと大人気ない揚げ足取りですね。
コントラバス界のパイオニア、ゲイリー・カーも、「メトロノームは友だち」と言っています。
ぜひ我々も、メトロノームと最高の関係をつくりましょう。
練習を続けていると、あるときメトロノーム側から「なかなかやるじゃん」って微笑みかけてくれますよ。
それでは以上です。
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