ジャズのアドリブができるようになる気がしない人へ【ヒント書きます】

ジャズのアドリブができるようになる気がしない人へ【ヒント書きます】 JAZZ BASS TIPS

こんにちは。ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、20年ジャズを演奏しています。

ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
» tacama の YouTubeチャンネル

ジャズといえばアドリブですが、初心者にとってアドリブはハードルが高い存在だと思います。

すぐできてしまうひともいる
まれにパッとできてしまうひともいます。
でも実はできているように見えて「適当」に弾いているだけだったりします。
しかしこの「適当」が大事だったりします。

この記事では、まったくアドリブできないかたを、少しだけできる状態にする "キッカケ" を作りたいと思います。「0→1」にします。

「1」にするのが一番むずかしいと思うのです。
でも「1」になってしまえばあとはスムーズに登っていけると思います。

ジャズのアドリブができるようになる気がしない人へ

ジャズのアドリブができるようになる気がしない人へ

ひとりで練習することを想定します。
伴奏アプリがあると便利です。

アプリに依存は注意
このアプリはぼくのまわりのプロ演奏家からは評判が悪いです。

なぜかというと音楽というのは会話だからです。
演奏者同士の協調があって成立しています。

しかしアプリはこちらの演奏は完全に無視です。
アプリを利用する場合は、このことを頭に置いておきます。

YouTubeにも伴奏音源はある
アプリを使わない場合は、YouTubeなどで伴奏の音源を探すと良いです。
この記事でも適宜紹介していきます。

音を限定してアドリブしてみる

使う音をいくつか決めて、その中でアドリブするのはとてもよい方法です。

たとえばブルースをとりあげてみます。キーはF。
ジャズではブルースはFがいちばん多く演奏されます。

使う音は「F、Ab」の2つです。
高さは自由に選んでください。
高さを選ぶのもアドリブです。

伴奏音源の YouTubeも載せます。

この音源に合わせて2つの音を自由に弾いてみます。
コードやリズムなんて何も気にしません。「適当」に弾いてみます。

弾いてみるとたまに「いまなんとなくいい感じだった気がする」という瞬間があると思います。
その感覚を楽しんでください。

ブルーススケール
ちなみに上の2つの音は「ブルーススケール」から抜き出しました。

Fのブルーススケールは
「F, Ab, Bb, B, C, Eb」
です。

2つの音でもの足りなくなってきたら、他の音も足してください。

コードトーンを勉強する

アドリブというのは完全に自由に弾いているわけでなく、あくまで制約の中での話です。

制約のひとつが「コード」です。
上の「適当な演奏」の次のステップはコードを知ることです。

コードとはシンボルのことで、コードトーンという中身があります。
たとえばCM7は「ドミソシ」をあらわしています。
コードトーンは「構成音」ともいいます。

コードトーンの勉強

まずはこのコードトーンを知るところから始めましょう。
コードトーンの勉強は「そうだったのか!コード理論 」という本がオススメです。

コードトーンは Wikiでも勉強できます。

ブルースのコードトーン

上のブルースに出てくるコードのコードトーンをすべて書き出しててみましょう。

そして上の「適当な演奏」にそれらの音を少しずつ足していきます。
どんなサウンドになるか、味わいながら演奏してください。

勉強のために、ジャムセッションに行ってみる

勉強のために、ジャムセッションに行ってみる

少し大きい街であればジャズのライブハウスは大抵あります。

そこでは「アマチュアジャムセッション」が毎月きっと行われているはずです。
そのアマチュアジャムセッションに行ってみましょう。

アドリブできるひとを観察してみる

すでにアドリブができる人たちが何人もいるはずですので、その人たちを観察するようにします。
優しそうな人がいたら話しかけてみるとよりいいですね。

実際にアドリブができるひとに話を聞くと、ヒントもたくさん得られるでしょう。

オンラインコミュニティ
また宣伝になってしまいますが、ぼくが運営しているオンラインコミュニティで質問いただいても構いません。
ご参加をお待ちしています。

それでは、また別の記事で。

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