ベースの tacama です。
ウッドベースを 20年演奏しています。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
» tacama の YouTubeチャンネル
ウッドベースでは低い音域のポジションでは薬指は使いません。
左手の話です。
たとえば1フレットを人差し指で押さえたら、2フレットは中指、3フレットは小指です。
薬指は小指と一緒に3フレットを押さえます。
つまり、3フレット分がポジションの単位になります。
対して、エレキベースでは薬指を使って4フレット分で1単位とする押さえ方も一般的です。
少しストレッチするかたちになりますね。
ぼくのレッスンではエレキベースでも薬指を使わないスタイルで教えています。
有名人では、Victor Wootenがこのスタイルに近いです。
ウッドベースは初心者のあいだは、左手の薬指に出番はありません
ウッドベースで薬指の出番がくるのは、高いポジションにおいてです。
薬指はハイポジションから
具体的には 10~12フレットのポジションより上です。
このポジションより高い音域は、小指の役割りを薬指に替えます。
逆に小指は使わなくなります。
なので最初は、この高いポジションでは薬指が痛いはずです。
これまであまり使ってこなかった指ですからね。
ぼくも痛かったはずですが、むかしのことで忘れてしまいました。
痛いのは最初だけで、すぐ慣れます。
ハイポジションについては
「ウッドベースのハイポジション、左手のコツ【親指が大切ですよ】」
の記事も参考にしてみてください。
右手も薬指は使わない
これまでは左手の話で、右手のピッチカートでは、薬指は基本ずっと出番はありませんね。
まれにニールス・ペデルセンのように薬指をつかってピックするひともいますが、少数派です。
エレベでもビリー・シーンが、スリーフィンガーで有名ですね。
小指もつかわない
ちなみに小指も当然つかいません。
両手全部の指で、右手の薬指と小指だけキレイというわけです。
というわけでウッドベースと薬指の話でした。
また別の記事で。