ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズ演奏するようになって 20年になります。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
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ジャズのウッドベースのアルバムといえば、「ベースオントップ/Bass On Top」がよく名前があがります。
こちらのアルバムです。
ポール・チェンバースというベーシストの作品です。
ポール・チェンバースは、ジャズで一番有名なベーシストといってもよいでしょう。
この文章では、この「ベースオントップ」というアルバムの魅力を少し書いてみたいと思います。
ジャズのウッドベースが聴けるアルバム「ベースオントップ」の魅力
5つ、魅力を書きます。
ベースがよく聴こえる
ウッドベースはアコースティックな楽器ですので、エレキベースのようにハッキリしたサウンドになりません。
少しぼんやりした音色ですね。
なのでアルバムによっては、ベースがほとんど聴こえない、ということもあります。
その点、ベースオントップはベースがよく聴こえます。
よく聴こえるので、耳コピの題材としてもひとに勧めています。
ベースがテーマメロディを演奏している
ほとんどの曲をポール・チェンバースがテーマを弾いています。
テーマというのは、曲のメロディです。
テーマ以外はアドリブ部分、というのがジャズの曲構成になります。
ジャズを勉強するベーシストには嬉しいポイントです。
ベースソロが長い曲が多い
ひとつ前の項目とも関連しますが、ベースソロがたくさん聴けます。
ベース好きにはたまらないポイントですね。
ジャズスタンダードが多く収録されている
知っている曲、有名な曲が収録されているのは、とっかかりとしてはいいですね。
ポール・チェンバースの魅力がたっぷり
ベースソロだけでなく、ウォーキングラインももちろん楽しめます。
チェンバースのメロディアスな伴奏は、じっくり聴いて欲しいポイントです。
買ってから数年間、あまり聴いていませんでした
実はこの「ベースオントップ」、最初はあまり良いとは思えませんでした。
このアルバムはとてもジャズジャズしてるので、少しジャズに興味をもったくらいの若いぼくには難しすぎました。
経験を積むとわかるポール・チェンバースすごさ
このアルバムの良さが分かったのは、ある程度ベースのレベルもあがって、耳コピなどをするようになってからです。
ベースオントップを耳コピしてみて、チェンバースのすごさが分かりました。
懐の深さ、センスの良さはバツグンです。
耳コピーしてみよう
聴いているだけでは分からないことがあります。
もしジャズで行き詰まっているかたがいらっしゃったら、ぜひ耳コピーをがんばってみましょう。
» ポール・チェンバースを耳コピしよう【オススメのアルバムも書きます】
文章は以上になります。
かなりベーシスト観点の魅力解説になってしまいました。
それではまた別の記事で。