楽譜はそもそも情報量が少ない話【行間を読むようにする/表現】

楽譜はそもそも情報量が少ない話【行間を読むようにする/表現】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

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音楽に楽譜は欠かせないものと言えますが、それが全てではありません。

極端な話、楽譜が読めなくても演奏がかっこよければ問題ないですし、そもそも目の見えない素晴らしい演奏家は世の中にたくさんいます。

楽譜の表面上の情報だけでなく、その奥にあるものを見るようにしないといけません。

たとえば楽譜にはどのくらい強く弾くのか、ほぼ情報がありません。

クラシックの楽譜など、少し情報が多い楽譜では強弱記号が載っていますが、それも相対的なものですし、どの程度かを決めるのは結局各個人でしょう。

ジャズの楽譜なんて、そもそも強弱記号すら、まず書かれません。

リズムにおいても同じで、ここはゆったり弾くべきか、少し突っ込み気味で弾いた方がいいのか、あまり情報がありません。

楽譜だけに向き合っていては危険だ、という話です。

特にジャズでは、音符とは違いますが演奏中にコードを変えたりします。
またイントロやエンディングについても書かれていないのが普通ですし、毎回違います。

ドミナントコードが書かれない楽譜なんてのもよく見ますね。

楽譜って本当に情報量が少ないと思います。

ただ逆に少ないからこそ、裁量が増えて楽しいとも言えるかもしれません。
ただ遊ぶためのフォーマットを提供してもらっているだけ、といった感じですね。

ぼくなら私なら、もしくは憧れのあのひとなら、この音符をどう表現するだろうか。

そんなふうに楽譜と向き合えるといいですね。

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