よくエレキベースの生徒さんに「ジャズを演奏するのに、エレベで大丈夫なのでしょうか?」と聞かれます。
ぼくはいつも「全然問題ないですよ」と答えます。
実際問題なくて、あるとすれば見た目の問題くらいですね。
ウッドベース(コントラバス)の見た目の方がジャズっぽい、と言われます。
エレキベースの方が優れていることも多く、この文章では、そんなエレキベースのメリットを書いていきます。
ジャズの演奏において、エレキベースを選ぶメリット
メリットは4つ。
- 音がハッキリしている
- 音程の悩みがない
- 演奏がしやすい
- 音に迫力がある
音がハッキリしている
エレキベースの方が音の輪郭がクッキリしています。
なので何を弾いているか、聴き取りやすいです。
ウッドベースは正直、低い方の音はかなり音程がわかりにくいです。
これは聴く側だけでなく、自分で弾いていても同じです。
バンドで音が埋もれない
アンサンブル内においても、ハッキリ聴こえるメリットは大きいです。
通常、バンドで演奏すると自分の音が聴こえづらくなるものです。
すぐ近くに他の楽器がいますからね。
そんな状況において、ウッドベースのモコモコしたサウンドはかなり不利です。
他の音に埋もれて、自分の音がかなり聴こえづらいです。
エレキベースはこの点、とても有利です。
音程の悩みがない
フレットレスのエレキベースを選んだ場合は、音程の悩みがでてきますが、それでもウッドベースよりはかなり楽です。
実際やってみないと分からないかもしれませんが、ウッドベースは音程にかなり苦しみます。
フレットありのウッドベースが欲しくなるくらいです。
演奏がしやすい
エレキベースの方が弦高も低く、演奏しやすいです。
構え方も、右手などは特にエレキベースの方が弾きやすいです。
音に迫力がある
アンプにつなぐことが前提のエレキベースです。
出音がやはり迫力があります。
クラシックギターとエレキギターを思い浮かべると分かりやすいですね。
クラシックギターの方がダンゼン優しい音色です。
ジャズはどちらかというと迫力のあるサウンドを求めますので、意外とエレキベース+アンプの音圧が心地よかったりします。
エレベだからといって、劣等感を感じることはない
以上、ジャズにおいてエレキベースを選ぶメリットを書いてみました。
むしろメリットが多く、ソロを弾くのも楽しかったりします。
以前エレキベースがかっこいいジャズを紹介したページを書きました。
このページです。
» ジャズのウォーキングベースラインをエレキベースで弾くとどうなるの?
ぜひ読んでみてくださいね。
それでは以上です。