ジャズにはバラードの曲がたくさんあります。
たとえば「ミスティ」「星に願いを」
あげればキリがありません。
そんなバラードのベースはどのように弾いたら良いでしょうか。
気をつけることは、「とにかくシンプルに」ということです。
バラードのベースラインはシンプルで良い話
シンプルで、単純なベースラインにすることを心がけましょう。
たとえば下の楽譜は、チェット・ベイカーの「I Fall in Love Too Easily」の冒頭部分です。
音源も載せます。
とてもシンプルなベースラインであることが分かりますね。
ルートばかりです。
全体のサウンドを優先
バラードは一拍に対する他の楽器の音の数が増えがちです。
そんなときにベースが色々動いていたら、ごちゃごちゃしてしまいますね。
我々ベースはシンプルな伴奏に徹すると、全体のうまくいきます。
こんな具合に、ジャズのバラードのベースは、仕事としてはとても簡単に見えます。
でも実は他に難しさがあります。
リズムです。
豊かなリズムを提供
バラードでの我々ベースの一番の仕事は、
「豊かな低音とリズムで、皆をつつんであげること」
です。
特にリズムです。
たとえば、前に突っ込んで弾いてしまったら、しっとりしたバラードが台無しになってしまいます。
ゆっくりのテンポでも、正確にリズムを提供できるようにしましょう。
正確なリズムはメトロノームトレーニングでつちかわれます。
メトロノームトレーニングについては、
「ジャズのメトロノームトレーニング基礎【おすすめの使い方、練習法】」
の記事を参考にしてみてください。
それではまた別の記事で。