ベースの tacama です。
ウッドベース/コントラバスを 20年演奏しています。
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ウッドベースの左手の、フォームの注意点について書きます。
意外と崩れがちなので、以下に書くことを折に触れ、チェックするようにしてください。
基本的な考えとして、「手の自然なかたち」を意識するのが大切になってきます。
ウッドベース/コントラバスの、左手のフォームの注意点
注意点は3つです。
自然な丸み
先ほど書いたように、フォームは手を自然なかたちにするのが理想的です。
要はリラックスしたいのです。
自然なかたちの時に、もっともリラックスできます。
楽器を弾く前に、ダラッとさせてみる
実際の練習に入るまえに、ぜひ手を空中でダラッと力を抜いてみてください。
その手を観察してみると、2つのことに気づきます。
- すべての関節が外側を向いている
- 人差し指と親指が「C」のかたちになっている
この状態がリラックスしている状態です。
これを目指してフォームをつくります。
第一関節を落とさない
普段、弾いているときに、左手を観察するようにしてみましょう。
ポジションによって、第一関節が落ちている指はないでしょうか。
落ちやすいのは、人差し指と中指です。
特に高いポジションにいくほど、関節が落ちやすいと感じています。
無理をしない
ハイポジション(親指ポジション)では、重音(和音)など、どうしても関節が落ちてしまうこともあります。
無理をして関節を痛めては、元も子もありません。
関節の痛みは慢性化するとやっかいなので、少しでも痛みを感じたら、すぐに練習をやめて様子をみるようにしてください。
関節に対しては過保護なくらいがちょうど良いです。
ぼく自身、2ヶ所痛めていて、とても後悔しています。
レジェンドの左手を観察しよう
すぐれたベーシストのフォームを観察して、影響を受けるようにしましょう。
いまは昔と違って、ネットで動画が観られます。
活用しない手はありません。
ゲイリー・カー
きれいに指の関節が丸まっています。
ゲイリー・カー自身の教則本でも、「C」のかたちをつくるよう言及しています。
ポール・チェンバース
チェンバースはとてもフォームがきれいです。
しっかりクラシックに取り組んだことが、うかがい知れます。
文章はここまでです。
フォームはすぐに直るものでもないので、ゆっくり確実に取り組んでいきましょうね。