ネイザン・イースト(Nathan East)というベーシストをご存知でしょうか。
エリック・クラプトンのベースを長年務める、超売れっ子のベーシストです。
ラリー・カールトンなどとの「フォープレイ」も有名ですね。
本当に色んなところで顔を見ます。
ジャンルとしてはフュージョン系ベーシストと言えるでしょうか。
共演した有名ミュージシャンは数え切れないくらいでしょうね。
ぼくはネイザン・イーストのことをとても尊敬しています。
ですが、もしかすると世のベースファンにむけて、「ベーシストで誰が一番好きですか?」というアンケートをとった場合、必ずしも上位に来る存在ではないのでは、と予想しています。
ジャコ・パストリアスやマーカス・ミラーなどは一位にきてもおかしくない存在です。
プレイも派手というか、注目されるような演奏をします。
ネイザン・イーストはそういったスタイルでなく、とても上質な、縁の下の力持ち的な存在なのです。
演奏のスキルはもちろん申し分なく高く、かつ見た目もかっこいいです。
しまった体をずっとキープしていますね。
またいつもニコニコなのも印象的です。
そしてさらに歌も上手い。
とても良い声です。
とにかくバランスがとても良いのです。
もしベーシストとしてのスコアを表示させたら、大きい綺麗な円になるでしょうね。
こういった位置にいるベーシストはそうそういません。
他にはウィル・リーくらいでしょうか。
でもウィル・リーはもう少しロック寄りですね。
つまり、ネイザン・イーストは、「他の楽器演奏者からの人気ナンバーワンベーシスト」と言える存在なわけです。
なので、常に引っ張りだこ。
そんなベーシストも素敵だと思うんです。