ベースソロはいい感じにうまくなっていっていますか?
なかなか思ったようにはうまくならないですよね。
この記事では、ベースソロをレベルアップさせるための、ひとつの方法を紹介しようと思います。
それは、ソロを作って譜面におこすことです。
■チック・コリアは知っていますか?
チック・コリアは若手をよく起用しますが、ライブで簡単にはアドリブでのソロを弾かせないそうです。
事前にソロを作らせて、チェックすると聞きました。
きっとそれを繰り返して、 OK となったらライブでアドリブできるようになるんでしょうね。
さすがチック。厳しい。
こんなハイレベルなバンドでもソロを作るのですから、われわれもきちんとソロを作るようにしましょう。
アドリブってそもそも、とても難しいことなんですよね。
ソロを作ることについて、もう少し突っこんで書いてみます。
ジャズのベースソロをレベルアップする方法
ソロを作ること、譜面におこすことのメリットをあげてみます。
落ち着いてメロディが作れる
ソロの練習というと、メトロノームや iReal Pro のようなアプリを鳴らしながら練習すると思います。
このときに失敗してもそのままスルーで流していませんか?
だれしも経験あるとあると思います。
譜面でソロを作るときには一音一音、ていねいに選ぶことになるので、こんなことにはなりません。
ストーリーのあるソロが作れる
譜面におこすようにすると、ソロにストーリーが生まれます。
「すくない音符からはじめて、ゆっくり盛りあがっていくソロにしようかな」
「音数を増やして、ちょっとはげしいソロにしてみようかな」
「長めの音符を増やして、メロディアスなソロにチャレンジしてみよう」
こんな具合に、ソロを全体として考えるようになります。
これはかなり重要なポイントです。
フレーズを増やせる
経験から、自分のフレーズのストックを増やすには3つの方法があると考えています。
- 耳コピ(採譜)
- 音楽を聴きまくる
- ソロを作る
ソロを作ってフレーズが増えるのは、作るときにあれこれ考えてるからだと思います。
また、このときの頭のなかの感じは、耳コピしてるときと似ている気がします。
譜面に強くなる
ソロを譜面におこすには、譜面を書く能力が必要ですものね。
最初のころは「弾けるのに書けない」というもどかしい状態になります。
いつも、生徒さんが作ってる横で「がんばって」と応援してます。
ある程度、自身で経験しないといけませんから、アドバイスは少なめで見守っています。
もはや作曲
ソロを譜面におこすって、これはもはや作曲だと思います。
なんならタイトルもつけて、自分の曲として仕上げてしまいましょう。
JASRAC に登録までしちゃいましょうか。
チャーリー・パーカーは、きっとこんな感じで曲を作っていたのでしょうね。
譜面を書く環境づくり
今後、本格的にジャズを練習していくとすると、耳コピしたり、今回のように譜面を書くことが多くなってきます。
少し環境を整えてあげると、作業もしやすくなるし、モチベーションもあがりますよ。
譜面台
譜面台はちゃんとしたの使っていますか?
1,000円~2,000円の譜面台は、あくまで持ち運び用のものです。
譜面を書いたりするには、ぐらついてちょっと不便ですね。
なのである程度、しっかりした重さのあるものがいいと思います。
ぼくの使っているものは Amazon で買ったのですが、どうも取り扱いがなくなったようです。
安くておすすめだったのですが。
こんな譜面台です。
似たような商品を探してみました。
こんな感じものがいいですね。
ぼくがすすめたいのは、譜面を置く部分が木製のもの。
木のぬくもりってホントにバカにできません。
本当は全部木製がいいのですが、ちょっと値段が上がってしまいます。
五線譜
五線譜のルーズリーフはけっこう消費するので、2冊くらいストックしておくと便利です。
百均か本屋さん、楽器屋さんに置いてあります。
百均や本屋さんは、店によってあったりなかったりするので、ぼくは置いてあるお店はしっかり把握するようにしています。
まあ Amazon や楽天にもありますけどね。
けっこう欲しいときに「家にストックない」ってなったりしたんです。
フリクションのボールペン
むかしはシャープペンで譜面を書いていました。
何度も書き直しますからね。
いまはフリクションのボールペンも使っています。
お気に入りはこれです。
書き味、重要ですよね。
記事はここまでです。
一度、ソロを作る作業してみてくださいね。
たぶん没頭して、1時間くらいかんたんに過ぎちゃいますよ。
ベースソロについては他にも記事を書いています。
ぜひ「ジャズベースの練習法 – 独学の方へ【エレキベース&ウッドベース】」のページから読んでみてくださいね。