ベースの tacama です。
ウッドベース歴 20年で、ジャズを演奏しています。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
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ライブでウッドベースの音をマイクで拾いたい場合があると思います。
その際に楽器のどこを狙うべきかについて、2パターン紹介したいと思います。
紹介するのはあくまでライブなどの演奏の場合で、レコーディングではもう少し違ったアプローチがあります。
※むかし別のところでも似た内容について書きました。
こちらも参考にしてください。
» DPA-VO4099B(ベース用コンデンサーマイク)の取り付け位置
ウッドベース/コントラバスのマイクを当てる位置
今回紹介するのは一般的なマイキングです。
マイキングとはマイクをセッティングすることです。
これ以外の場所を探すのも楽しいかもしれませんね。
左側のFホール
楽器を構えたときの「左足側のボディの穴」ですね。
わかりやすく説明しようとして逆に変な表現になってしまいました。
お店にあるダイナミックマイクなどは、スタンドを使って左のFホールを狙うと良いです。
あとで紹介する楽器に取り付けるタイプのコンデンサーマイクでも狙えます。
なぜ右でないかというと、演奏者の体や腕があってマイクがセットしにくいからです。
あまり近づけ過ぎない
穴に近づけ過ぎたり、中に入れたりするとまったくうまくいきません。
上空 10cmくらいにマイクをセットしてください。
マイクスタンドの工夫
マイクスタンドは脚の短いものが使いやすいです。
こんなスタンドです。
こんなスタンドをいつも PAさんがセットしてくれます。
もし通常の長いスタンドの場合は、上から狙うようにセッティングするとうまくいきます。
駒の真下
もう一つの方法は、駒の真下(脚の間)か、その上下 10cm付近を狙うやり方です。
ボディに近づけても大丈夫
駒の下の場合、ボディに近づけても大丈夫です。
ぼくはコンデンサーマイクを間1~2cmまで近づけます。
上にも書きましたが、この2パターンのマイキングが一般的です。
まずはこのやり方を試してみてください。
おすすめのウッドベース用コンデンサーマイク
最近はウッドベースに簡単に取り付けられるコンデンサーマイクが売られています。
ぼくはドラムレスの演奏の時などに使っています。
当たり前ですが、やはりマイクが一番生音に近いですね。
DPA 4099B
DPAは各楽器用に商品が出ていますが、これはウッドベース/コントラバス用です。
低い周波数帯に対応しています。
ミキサー(卓)がある場所なら、楽器とこの DPAだけ持っていきます。
荷物が楽ですね。
AMT S25B
» AMT clip-on Bass condenser microphone "AMT S25B"
クリスチャン・マクブライドが使っています。
ぼくは持っていません。
こちらの方がおそらく先発で世に出ています。
ハウリングに注意
注意点があって、コンデンサーマイクで拾った音は手元のアンプへ送っていけません。
ハウってしまいます。
ぼくは今のところベースアンプへ送ってうまくいったことがありません。
ミキサー(卓)へ送るものととらえておきましょう。
記事は以上です。
楽器の本来の音で演奏できるマイクでの集音、楽しんでくださいね。