シマンドルシステムでは、左手はハイポジションにいかない限り、薬指は使わないことになっています。
使わないというか、正しくは小指のサポートとしての役割になりますね。
コントラバスにおいては音程のこと、エレキベースにおいては楽に押さえることを目的として、このフォームの意義があります。
しかし、どうしても薬指は使ってはいけないのでしょうか。
このことでよく言われるのが、
「人差し指が7フレットにくるポジションからは薬指を使って良い」
というものです。
平均的な日本人の手の大きさにおいて、確かにこの辺りのポジションから、それほど手を開かなくてもキレイなフォームを作れるようになります。
なので特にエレキベースにおいては、このポジションから薬指を使ってよいと、ぼくも考えます。
コントラバス(ウッドベース)でも、このポジション辺りから使えないこともなくて、実はぼくもフレーズによっては薬指を使っています。
その方が自然に感じるときがあるんですよね。
また標準より手の大きいひとは、エレキベースにおいては、もっとローフレット側から使い始めても良いかもしれません。
ただし、キレイなフォームを作れるなら、という条件のもとでおこなうと良いと思います。
キレイなフォームが、やはり合理的だからです。
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