弓の練習、いかがでしょうか?
もし始めたての場合、持ち方や弾き方など、いろいろ悩んでいると思います。
アドバイスのひとつとして、弓を「全弓」使う練習をして欲しいです。
「全弓」というのは、手元から弓先まで毛を使うことです。
今回はこのことについて、少し書いていきます。
弓は「全弓」使う練習をしよう
初心者のかたで、20センチくらいの毛の幅だけで、弾いているかたをよく見かけるのです。
一部しか使えないのはもったい
最初は弓自体に慣れないといけないので仕方がないのですが、少し練習が進んだら、毛の使える部分を多くしていきましょう。
高音弦は全弓で
基準としては、
「1、2弦(G線、D線)」を高音弦、
「3、4弦(A線、E線)」を低音弦として、
- 高音弦は全弓
- 低音弦は半弓
を意識しましょう。
「半弓」は予想できると思いますが、手元側か弓先側の、半分の量のことを表します。
多く使うのは意外と難しい
弾いてみるとわかりますが、端から端まで使うのは、けっこう難しいです。
普段弾いているシマンドルのエチュードなどで、どれくらい弓が使えてるか、一度チェックしてみてください。
ロングトーンの練習が有効
全部使えないのは、弓の苦手な部分があるのかもしれません。
なので、ロングトーンでゆっくり練習するのも有効な練習です。
ロングトーンについては、
コントラバスのロングトーン、やり方・何のための練習か書きます
も参考にしてください。
先だけ/手元だけ、の練習も
あるエチュードを、弓先3分の1だけ、手元3分の1だけ、のように練習するのも有効です。
特に弓先側の練習を多めにおこなってください。
大きくて豊かな音に
弓をたくさん使えると、大きな音が出せるようになります。
また弓の運びにも余裕ができるので、演奏全体としても楽になるでしょう。
上手い人を観察してみよう
今回に限らないことですが、上手い人を観察するのは、とても勉強になります。
「弓はどれくらい使って弾いているんだろう」
こんな疑問をもって、YouTubeなど観てみてくださいね。
武井壮さんのエピソード
「上手い人を観察する」といえば、武井壮さんのエピソードが好きです。
元10種競技、日本チャンピオンの武井壮さんですが、競技を始めた際、まずそれぞれの競技の「上手い人の動きを観察した」そうです。
上級者の動きをマネするのがレベルアップに効果的だと、何かで話していました。
さすが武井さん、合理的な発想ですね。
ぜひそんなことを考えながら観察してみてください。
それでは以上です。
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