ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを演奏するようになって 20年になります。
けっこう前のことですが、映画「大停電の夜に」のPRイベントに参加したことがあります。
出演者の豊川悦司さん本人が登場して映画の話をするんですが、そのトークの前座としてベースを演奏してきました。
今回はこのことについての記事です。
映画「大停電の夜に」で、豊川悦司さんが弾いている曲
イベントのために映画の試写会にも招待されました。
映画はこちら。
「第18回東京国際映画祭特別招待作品」とのことです。
漢字多い。15個。
ウッドベースを弾く豊川悦司さん
映画のなかで、豊川悦司さんがウッドベースを弾くシーンがあります。
そこで演奏されていたのは「My Foolish Heart」という曲です。
いい曲ですよね。
この音源はピアノのビル・エヴァンスというひとの演奏で、アルバムはこちらです。
このアルバムのジャケットの"人の部分"を使って、映画の広告もつくられていました。
My Foolish Heart の楽譜
楽譜も探してみたらありました。
- My Foolish Heart / Bill Evans Trio(バンドスコア)
- My Foolish Heart / Bill Evans(ピアノソロアレンジ)
とてもいい雰囲気の映画なので、みなさんもぜひ。
クリスマスの頃に観るといいと思います。
豊川悦司さんが弾いている楽器
豊川悦司さんが映画のなかで弾いている楽器は「ウッドベース」といいます。
クラシックでは「コントラバス」ともいいます。
みなさん、どこかで聞いたことあるかな。
ぼくが弾いているのもこの楽器なんです。
豊川悦司さんをマネてみた
映画のなかで豊川悦司さん、すごくかっこいい感じ弾いています。
なのでぼくも、同じ感じでイベントで弾いてみたんです。
曲も同じ「My Foolish Heart」を。
演奏後シーンとなる会場
けっこういい演奏したつもりなんですけど、演奏がおわっても「シーン」でした。
まばらな拍手は起きたかな。
「あれ、なんでこんなにアウェイ?」
"シーン"の理由判明
なぜみんがぼくらにこんなに興味ないかすぐにわかりました。
演奏がおわって、すぐ豊川悦司さんの登場だったのですが、登場するやいなや、みんなのすごい歓声です。
キャーキャーすごい。
そう、お客さんは、おもに女性。
みんな的には
「演奏なんかいいから、はやくトヨエツでてきて」
って感じだったのですね。
そういえば上映前だ
さらによく考えてみれば、映画の告知イベントなので、みんな映画を観ていない状態だったんだと思います。
映画に出てくる曲を弾いても、そりゃポカーンですよね。
ジャズなんてふだん聴かないだろうし。
チーンです。
でもぼくにとっては楽しい思い出になったのでいいんです。
こうやって話のネタにもなったしね。
映画といえば、
こころに残ったジャズの映画【ジャズベーシストがおすすめ】
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また YouTube に演奏動画も投稿していますので、こちらもぜひ。
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