ジャズのソロの回し方として、「トレーディング」というものがあります。
通常1コーラスを単位として回すものを、8小節などに分割して回す方法です。
今回はこのことを説明したいと思います。
ジャズのソロで行われる「トレーディング」とは
実は日本では「フォーバース」などと言われる方法です。
「〇〇バース」は日本語
よくジャムセッションなどで使われる「〇〇バース」という言葉、実は海外では通じません。
英語では「trading 〇s」と言うそうです。
日本語の「バース」は、小節のことを表わす「bars」から来ているとも聞いたことがあります。それなら「バーズ」ではないかと思うのですが、どうでしょう。
逆に日本ではトレーディングと言っても通じないかもしれないので、臨機応変に対応するのが良いですね。
トレーディング8sでドラムソロ
よく使われるのがドラムソロの時です。
8小節単位で楽器とドラムと交互にソロをとります。
楽譜はサックスとドラムのトレーディングの例です。
8小節のソロは必ず楽器が先行します。
またフロント楽器が複数いる場合は、楽器の部分を交代で回します。
必ずコーラス単位
トレーディングは必ずコーラス単位で回します。
例えば「All The Things You Are」のような小節数が半端な曲は、楽譜のように最後の部分を多めにして調節します。
バトル(楽器同士)でも使われる
ドラムソロだけでなく、楽器同士のトレーディングも頻繁におこなわれます。
またドラムソロの場合もそうですが、コーラス毎にトレーディングの小節数を半減させていきます。
trading 8s → 4s → 2s → 1s
2小節や1小節までいくのは、かなり盛り上がったときです。
4小節で止まることが多いです。
ジャムセッションに参加して練習
トレーディングは、なかなか一人では練習できないですね。
やはりジャムセッションなどに参加して慣れていくと良いと思います。
各都市に必ずジャムセッションをおこなっているお店がありますので、ぜひ遊びに行ってみましょう。
ジャムセッションへの参加については、
ジャズベース初心者が、ジャムセッションに参加するまでのロードマップ
に書きましたので参考にしてみてください。
それでは以上です。
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