たまに楽譜を見ていて、変な形の音符がありませんか?
こんな音符です。
オタマジャクシの頭の部分が見慣れない感じになっていますよね。
ちなみに、この部分を「符頭」と言います。
今回は、変わった形の符頭を解説します。
特殊な「符頭」の音符
解説するのは、3つです。
ゴーストノート
最初にあげた音符は「ゴーストノート」といいます。
「音にならない音」を表現する音符です。
特にギターやベースで使われる音符で、符頭がバツ印になります。
ハーモニクス
このひし形のような符頭は「ハーモニクス」です。
こちらもギターやベースで使われる音符ですが、歌でいう「裏声」のような音を表現するときに使われます。
※参考
» ウッドベース/コントラバスのハーモニクス、6つポジションを知るべき
リズム符
このスラッシュの音符は「リズム符」です。
音の高さの情報はなく、リズムだけを表現しています。
また関連として、楽譜に下のような「/(スラッシュ)」が入っていたら、1拍としてとらえます。
たとえば今回の例では、3~4拍目にG7が入ります。
楽譜の記号は面白い
以上、3つの特殊な符頭について、少しですが解説してみました。
楽譜っておもしろいですね。
先人の工夫が見えてきます。
楽器固有の楽譜もありますね。
ギターやベースのタブ譜もそうですし、日本でいえば尺八の楽譜も興味深いです。
クラシックの速度記号も、おもしろいなと思います。
最近調べたのでは、「Risoluto」が「決然と、きっぱりと」という意味でした。
数字はあくまで補助ですので、たしかにスピードがよく伝わりますね。
それでは以上です。
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