本番の緊張対策、根本から解決する方法【本番に実力が出せない人へ】

本番の緊張対策、根本から解決する方法【本番に実力が出せない人へ】 LIFE

ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。

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最初のころは人前での演奏は緊張しましたが、いまでは何百人の前に立とうが怖くありません。

この記事では、本番の緊張を克服するコツを話していこうと思います。

とはいえ実はぼくも完全に克服したわけではなくて、いまでも緊張することがあります。
どんな時かというと、

自分の実力以上のことをしようとすると緊張します。

言いかえると、かっこつけようとすると緊張します。
これが緊張のカラクリだとぼくは思っています。

以降の文章で、これをいかに無くしていくかを話していこうと思います。
楽器の話が多くなりますが、他のジャンルでも緊張のカラクリは同じです。

本番の緊張対策、根本から解決する方法

本番の緊張対策、根本から解決する方法

たとえば子どもたちの前で何かを披露(ひろう)する場合、おそらくほとんどのひとが緊張しないと思います。

子どもたちの前で演奏したり、歌ったり、話したり、踊ったり。

なぜなら、かっこつける必要がないからです。

なぜ「格好をつける」のか

それではこの「格好をつける」というのは何なのでしょうか。

かっこつけようとしている自分を分析してみると、

  • 実力以上のことをしようとしている
  • よく見られたいと思っている

という感情に気づきます。

緊張するシチュエーションとは

先ほど、いまでも緊張するということを言いました。

ぼくが現在緊張するシチュエーションは
「初めて一緒になるが、実力があるとわかっているひととの演奏」
です。

よく見られたくて、自分の実力をしっかり出そうと意気込んでしまいます。

これは一般の生活でもおなじではないかと思います。

日ごろ尊敬するひとと話す機会ができたとして、素の自分のままで話せるひとは少ないのではないでしょうか。
少しでもよく見せようとしてしまうはずです。

「実力以上のことをしない」方法

要するに、実力以上のことをしようとしなければいいわけです。
具体的な方法を書いていきます。

方法① 自分のハードルをさげる

自分で自分のハードルをさげます。

結局ぼくらは、できることしかできないわけですから、あまり自分に期待をもたないようにします。

あきらめる感じに近いですね。

あきらめるというとマイナスに感じますが、これは緊張しないためにそうしていることを思い出してください。
緊張がなくなったら等身大の自分の実力が出せるわけで、マイナスではありません。

コツとしては、いま書いたように「できることしかできないことを知ること」につきます。
無理をしないということですね。

これができるようになると本当に強いです。
リラックスして本番にのぞむことができ、楽しむことができるようになります。

楽しめたらこっちのものです。
すべてがうまくまわるようになりますよ。

方法② 実力をあげる

逆に、自分の実力の方をあげます。

先に「子どもたちの前では緊張しないはず」といいました。

なぜ緊張しないのかと考えると、
「子どもたちより、自分に実力があるのがわかっているから」
という理由があると思います。

もし子どものなかに自分より歌がうまい子がいたとしら、そのことを意識せずに歌えるでしょうか。

つまりは、実力を十分にあげれば緊張しないはずです。

自分が考えている、本番で必要な実力まで自分をもっていきます。

「本番で必要な実力」はしっかり考える必要があると思います。相手がのぞんでいる実力かもしれませんね。試験なら合格レベルの知識といったところです。

十分に準備すれば、本番のときには自分で実力があることがわかっていますから、それ以上のパフォーマンスをする必要はなく、緊張しないはずです。

極論のように聞こえるかもしれませんが、日々の練習とはそもそも、この目的のためにおこなわれるべきものです。
本番をいい状態で迎えるための、日々の練習があります。

ここまで聞いて、勘がいいひとは気づいたかもしれません。

有名な格言に「練習は本番のように、本番は練習のように」というものがありますね。

まさにこれが緊張しない最高の方法なわけです。

緊張をなくして本番を楽しもう

緊張をなくして本番を楽しもう

本番ってなんだか怖いイメージがあると思います。

入学試験の当日、試合の本番、面接の当日、みんな怖いですね。

でももしこれが楽しめるものであるとしたら、どうでしょう。

本番は最高にリラックスすべき

格闘技の山本“KID”徳郁選手は「試合中は最高にリラックスしている」と言っていました。

格闘技のリングにあがるなんて怖いイメージしかありませんでしたが、トップ選手にはまったくちがうものが見えているようです。

緊張は克服可能

緊張は克服可能なものです。本番を楽しめるよう、等身大の自分を受け入れていきましょう。

緊張しない方法をまとめますと、

  • 実力以上のことを自分に期待しない
  • 本番を想定して日々練習する

あなたは本番を楽しめます。
がんばりましょうね。

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