最初のころは人前での演奏は緊張しましたが、いまでは何百人の前に立とうが怖くありません。
この記事では、本番の緊張を克服するコツを話していこうと思います。
とはいえ実はぼくも完全に克服したわけではなくて、いまでも緊張することがあります。
どんな時かというと、
自分の実力以上のことをしようとすると緊張します。
言いかえると、かっこつけようとすると緊張します。
これが緊張のカラクリだとぼくは思っています。
以降の文章で、これをいかに無くしていくかを話していこうと思います。
楽器の話が多くなりますが、他のジャンルでも緊張のカラクリは同じです。
本番の緊張対策、根本から解決する方法
たとえば子どもたちの前で何かを披露(ひろう)する場合、おそらくほとんどのひとが緊張しないと思います。
子どもたちの前で演奏したり、歌ったり、話したり、踊ったり。
なぜなら、かっこつける必要がないからです。
なぜ「格好をつける」のか
それではこの「格好をつける」というのは何なのでしょうか。
かっこつけようとしている自分を分析してみると、
- 実力以上のことをしようとしている
- よく見られたいと思っている
という感情に気づきます。
緊張するシチュエーションとは
先ほど、いまでも緊張するということを言いました。
ぼくが現在緊張するシチュエーションは
「初めて一緒になるが、実力があるとわかっているひととの演奏」
です。
よく見られたくて、自分の実力をしっかり出そうと意気込んでしまいます。
これは一般の生活でもおなじではないかと思います。
日ごろ尊敬するひとと話す機会ができたとして、素の自分のままで話せるひとは少ないのではないでしょうか。
少しでもよく見せようとしてしまうはずです。
「実力以上のことをしない」方法
要するに、実力以上のことをしようとしなければいいわけです。
具体的な方法を書いていきます。
方法① 自分のハードルをさげる
自分で自分のハードルをさげます。
結局ぼくらは、できることしかできないわけですから、あまり自分に期待をもたないようにします。
あきらめる感じに近いですね。
あきらめるというとマイナスに感じますが、これは緊張しないためにそうしていることを思い出してください。
緊張がなくなったら等身大の自分の実力が出せるわけで、マイナスではありません。
コツとしては、いま書いたように「できることしかできないことを知ること」につきます。
無理をしないということですね。
これができるようになると本当に強いです。
リラックスして本番にのぞむことができ、楽しむことができるようになります。
楽しめたらこっちのものです。
すべてがうまくまわるようになりますよ。
方法② 実力をあげる
逆に、自分の実力の方をあげます。
先に「子どもたちの前では緊張しないはず」といいました。
なぜ緊張しないのかと考えると、
「子どもたちより、自分に実力があるのがわかっているから」
という理由があると思います。
もし子どものなかに自分より歌がうまい子がいたとしら、そのことを意識せずに歌えるでしょうか。
つまりは、実力を十分にあげれば緊張しないはずです。
自分が考えている、本番で必要な実力まで自分をもっていきます。
「本番で必要な実力」はしっかり考える必要があると思います。相手がのぞんでいる実力かもしれませんね。試験なら合格レベルの知識といったところです。
十分に準備すれば、本番のときには自分で実力があることがわかっていますから、それ以上のパフォーマンスをする必要はなく、緊張しないはずです。
極論のように聞こえるかもしれませんが、日々の練習とはそもそも、この目的のためにおこなわれるべきものです。
本番をいい状態で迎えるための、日々の練習があります。
ここまで聞いて、勘がいいひとは気づいたかもしれません。
有名な格言に「練習は本番のように、本番は練習のように」というものがありますね。
まさにこれが緊張しない最高の方法なわけです。
緊張をなくして本番を楽しもう
本番ってなんだか怖いイメージがあると思います。
入学試験の当日、試合の本番、面接の当日、みんな怖いですね。
でももしこれが楽しめるものであるとしたら、どうでしょう。
本番は最高にリラックスすべき
格闘技の山本“KID”徳郁選手は「試合中は最高にリラックスしている」と言っていました。
格闘技のリングにあがるなんて怖いイメージしかありませんでしたが、トップ選手にはまったくちがうものが見えているようです。
緊張は克服可能
緊張は克服可能なものです。本番を楽しめるよう、等身大の自分を受け入れていきましょう。
緊張しない方法をまとめますと、
- 実力以上のことを自分に期待しない
- 本番を想定して日々練習する
あなたは本番を楽しめます。
がんばりましょうね。
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