たまに「練習はしない」といって、楽器がとても上手いひとがいます。
もしくはぜんぜん練習していなさそうなのに、演奏がかっこいいひとっていませんか?
「あのひとは才能があるから」
そんな声が聞こえてきそうですが、ぼくはそうは考えません。
才能と済ませてしまうと、不思議が不思議のままです。
ぼくはそんなひとを見つけた場合、よく観察するようにしています。
楽器を練習しないのに上手い人
観察していると、やはり多少気づくことがあります。
長時間、楽器をさわっている
練習しないのに楽器が上手いひとは、かなり長く楽器をさわっています。
傍(はた)から見ると、一日中ずっとさわっているように見えます。
弾いているのが好きなんでしょうね。
つまり「本人は練習とは思っていない」ということですね。
楽器を弾いている時間が長ければ、当然上手くなるでしょう。
それで本当に練習になるのか?
しかし疑問もあります。
「適当に弾いているだけで、本当に楽器が上手くなるのか」ということです。
実際やってみると分かりますが、適当に弾いているだけだと本人も飽きてきます。
なので何か別のものを弾きたいとなって、楽譜をあさったり、音源を聴くようになります。
それでまたそれも飽きて次の材料を探す、という好循環が起きます。
上手くなるわけですね。
ここから学べることは、
「できれば楽しんで練習するようにしたい」
ということですね。
練習はすべて楽しむべきとは考えませんが、心にとめておいて良いと思います。
隠したがり屋
また練習しないと言っているひとの可能性として
「練習していると言うのが恥ずかしい」
ということもあると思います。
努力を見せたくないタイプですね。
ぼく自身も正直、陰で努力していることなんか知られたくないと考える人間です。
でもそんな人の場合でも、話していると言葉の端々に、かなり練習していることが伺えるエピソードがでてきたりします。
それを見つけると
「はは~ん、やっぱりちゃんと練習してるじゃん」
ってなりますね。
とにかく楽器をさわることが大事
結局、楽器が上手くなるには、楽器をたくさん弾くことが大切になってきますね。
時には勉強のために嫌々弾くこともあると思いますが、楽しむために弾くことも考えて良いと思います。
あまり窮屈(きゅうくつ)に考えないようにしましょう。