ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
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「ジャズのひとたちはアドリブでなんでもすぐできちゃうからすごい」
クラシックの演奏家からよく言われます。
もちろんプロのかたたちにです。
ホントによく言われるのですが、実は違和感を感じています。
■ クラシックのかたたちこそ、すごい
ぼくから言わせると
「クラシックのひとたちの、とんでもない演奏技術がすごい」
って思います。
要は無い物ねだりなんだと思いますが、なんだか面白いですね。
ここから分かることは、クラシックのかたたちはコードや理論の勉強、ジャズのひとたちは演奏技術の勉強をがんばれば、お互いシアワセになれそうだということです。
お互いを褒め合うジャズとクラシックの演奏家
クラシックの演奏家は「演奏技術の習得」に時間をつかってきたかたたち、ジャズの演奏家は「アドリブ技術の習得」に時間をつかってきたひとたち、ということですね。
もちろん極論なのはわかっていますが、おおよそ的を得ていると思います。
クラシックも昔はアドリブしていた
かつてのクラシックは、アドリブでの演奏もよく行われていたようです。
ベートーベンは自分で作った曲のトランスポーズ(移調)もすぐできたと聞きます。
カデンツァもアドリブだった
クラシックの曲で最後にソリストが独奏する部分があったりしますね。
これをカデンツァといいますが、昔はカデンツァはアドリブだったそうです。
ジャズにも技術が高いひとはいる
逆にジャズの中にもレベルの高い演奏技術をもった演奏家もたくさんいます。
ウィントン・マルサリス
トランペットのウィントン・マルサリスは、クラシック界からも一目おかれる存在です。
ジョージ・ムラーツ
ベースのジョージ・ムラーツは、クラシックである程度キャリアを積んでから、ジャズへ転向したと聞いたことがあります。
お互いに勉強し合おう
上に書いたように、クラシックとジャズの演奏家は、それぞれお互いの領域の勉強をすると、演奏家として面白くなるのではないでしょうか。
クラシックのかたへ
クラシックのかたはコードの勉強などをされると楽しいと思います。
いつも演奏されている曲の理解がより深まると思います。
» ピアノ以外の楽器のかた向け、コードトーンの覚え方【キーボードを使います】
ジャズのかたへ
いつもこのブログに書いていますが、バッハを練習するのが世の中的にも人気です。
単音楽器のかたは一人で弾いていて楽しい「無伴奏」のものが良いと思います。
» ジャズを練習中のかたへ、クラシックをすすめる話【ソロ上達のために】
記事はここまでです。