「IND Line」ソロの解説①【ジャズコンセプション/ベースソロ】

「IND Line」ソロの解説①【ジャズコンセプション/ベースソロ】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
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ジャズコンセプション・ベースソロの「IND Line」という曲に、こんなフレーズが出てきます。

21-22小節目

21-22小節目です。

このフレーズを少し解説してみたいと思います。

「IND Line」ソロの解説①

「IND Line」ソロの解説①

この部分、
「Aメロディック・マイナースケールに基づく#11thの音を強調するメロディ」
と書いてあるでしょうか。

洋書など、書いてない本もあると思います。

Aメロディックマイナー

まず「Aメロディックマイナースケール」は大丈夫でしょうか。
こんなスケールですね。

Aメロディックマイナー

ナチュラルマイナー(エオリアン)に比べて「6」と「7」が半音上がっています。

本来、リディアンセブンス

ちなみにですが、元々ここはセカンダリードミナントのD7なので、順当にいくと「リディアンセブンススケール」を使うところでしょう。

Dリディアンセブンス

Aメロディックマイナーと一緒のことですけどね。

とりあえず、このことはいったん忘れます。

なぜ「Aマイナー」?

元のフレーズに戻ります。

フレーズを追うと、確かにこのフレーズは「Aメロディックマイナー」の音で作られていますね。

しかし、この「Aマイナー」。
どこから出てきたのでしょうか。

ツーファイブ

こう考えてはどうでしょう。
「D7」が含まれるツーファイブワンを考えます。
するとこうなりますね。

Am7 - D7 → GM7

先のAメロディックマイナーは、この「Am7」から持ってきてると考えても良いです。

メロディックマイナーがすぐ弾ければ、今回のフレーズも発想できるかもしれませんね。

難しい音が使いやすい

ちなみに、「Dリディアンセブンススケール」でなく「Aメロディックマイナー」を使った場合、「E」や「C」、「G#」の音が使いやすくなりますね。

これはけっこう重要です。

それでは解説は以上です。

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