ぼくは冬がきらいです。
前にも書いたような気もしています。
子どもの頃は好きでした。
大人になってから、きらいになったのです。
どうゆうことかと言うと、クルマに乗るようになったのが原因です。
そう、冬がきらいというか、雪がきらいなのです。
ぼくはウッドベースを弾きますので、基本、移動はクルマです。
若いときに大雪の日にノーマルタイヤで帰ったことがありました。
もう歩いた方が早いのでは、くらいのゆっくりで運転したのですが、それでも滑ったときは恐怖でした。
ホントにちょっと滑っただけですが、あの恐怖は忘れられません。
あのときから雪がきらいになりました。
でも最近、冬の、雪の好きな部分を見つけてしまいました。
寒い晴れた日に、唐突と視界の遠くに現れる、雪化粧をした大きな山です。
あの圧倒的「神様」感。
うつくしさに見とれてしまいます。
これは子どものころには、わからなかった感覚です。
よく若い頃に戻りたいなどと言われますが、とんでもない。
ぼくは、うつくしいものを噛みしめられる今の方がいいです。
いまならこうやって、うつくしさをひとに伝えることもできますしね。