楽器のテンションが高い時の対応策3つ【コントラバス/ウッドベース】

楽器のテンションが高い時の対応策3つ【コントラバス/ウッドベース】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。

YouTube や Instagram の方もぜひ。

「自分の楽器がテンション高過ぎる気がする」

こんなふうに悩むことってありますよね。
テンションが高いせいで、うまく弾けないのでは、と。

注意しなければいけないのは、テンションが実際高いのか数値で測れないこと。

楽器のテンションって、けっこう感覚的なものだったりします。
実際、弦高を下げるだけでテンションも弱くなった印象を持ちます。

たしかに弦高を下げると駒のところの弦の角度が変わるので、テンションは下がるとのことです。
でも実際に何kg減と測ったわけではないですので、評価が難しいところではないでしょうか。

とはいえ実際テンション高くてしんどいと感じているわけですから、何か対策をしないといけません。

この文章では、このことについて少し書きます。

楽器のテンションが高い時の対応策3つ

楽器のテンションが高い時の対応策3つ

楽器のテンションを下げるためにすることは、3つあります。

弦を変える

弦はぼくらの演奏しやすさにダイレクトに影響のあるパーツです。
ここをまず見直します。

弦に用意されている3種類

コントラバス(ウッドベース)弦には、各弦それぞれ3種類あるのは知っていると思います。

  • ライト(バイヒ)
  • ミドル(ミッテル)
  • ヘビー(シュタルク)

ライトは少し細い弦ですが、まさにテンションが高い楽器のためにある商品です。

有名ベーシストも「ライト」を使用

チック・コリアのバンドのベーシスト、アヴィシャイ・コーエンが「スピロコア・ライト」を張っている理由もそれです。

「ぼくの楽器はミドルの弦を張るとテンションが高くなりす過ぎてしまうんだ。だからライトの弦を張っているよ」

こんなようなことを雑誌のインタビューで話していました。

※アヴィシャイ・コーエンの使っている弦の詳細はこちら。
» 有名ジャズベーシストが愛用している弦まとめ【ウッドベース弦】

駒の状態を確認する

下駒の話です。

駒は下側(テールピース側)が直角になるように設置します。
こうなっているか確認しましょう。
駒は常に上側に引っ張られる誘因がありますからね。

駒については、
ウッドベースの「魂柱」というパーツ【扱いの注意点も書きます】
のページも参考にしてください。

バイオリンショップに持っていく

これが一番手っ取り早いかもしれません。
何か上に書いた原因と違う理由でテンションが高くなっているのかもしれません。

もしくはアヴィシャイ・コーエンのように、「そもそもテンションが高くなってしまう楽器」ということが判明することもあるでしょう。

ちなみに、持っていくお店はバイオリンショップなど弦楽器専門のところにしてください。
エレキベースを扱っているお店に持っていくのは間違いです。

演奏のしやすさは常に追求する

演奏のしやすさは常に追求する

今回の話は「演奏のしやすさ」を改善する内容です。
演奏のしやすさ・環境は、常に良い状態を目指していきましょう。

弘法筆を選ばず?

「弘法筆を選ばず」ということばがありますが、これは「道具は粗悪なものでも良い」という意味ではありません。
実際、弘法大師は普段はかなり質の良い筆を使っていたそうです。

楽器をするひとは職人みたいなものなので、道具はできる範囲でベストな状態にしておきたいですね。

それでは以上です。

この文章は、
【まとめ】ウッドベース・コントラバス、おすすめ機材・パーツ記事一覧
に格納しました。

タイトルとURLをコピーしました