ぼくはジャズが好きで、ずっと演奏してきましたが、一般のかたからするとジャズってとっつきにくいですよね。
ぼく自身も最初はそうで、ジャズのことを知るにつれ、魅力がわかってハマっていきました。
この文章では、ジャズ初心者のかたに向けて、ジャズの楽しみ方を書いていきます。
ジャズの楽しみ方
ジャズの特徴を書いていきます。
演奏者サイドからの解説は、ジャズを知るうえで有意義なはずです。
ジャズは即興で演奏されている
まずは、ジャズは即興で演奏されていることを知ります。
なので楽譜は基本的にありません。
その曲のテーマメロディとコードが書かれた楽譜が一枚あるだけです。
それだけで10分以上演奏したりしますから、他のジャンルからすると驚きですよね。
楽譜に忠実に演奏するクラシックとは、よく対比されます。
とはいえ、音楽として目指す先は、ジャズもクラシックもきっと同じでしょう。
ジャズがわかってくると、クラシックや他のジャンルと同じように聴けるようになります。
即興については、
「ジャズは即興で演奏しているのですか?【ジャズのアドリブについて】」
のページに詳しく書きましたので、こちらもあとで読んでみてください。
ジャズは同じ曲をみんなが弾いている
ジャズには「ジャズスタンダード」と言われる、よく演奏される曲の群があります。
その数、数百曲にもなります。
スタンダードブックと呼ばれる本もいくつか出ています。
例えば下の2冊がよく使われます。
このジャズスタンダードは世界共通です。
この中から普段のライブで演奏したり、アルバムを録音したりします。
もちろんオリジナルも演奏されますが、スタンダードはジャズ特有の文化ですね。
なので、同じ曲を演奏者で聴き比べして楽しむこともできます。
ジャズの中でも分類がある
ジャズも色々と他の分野から影響を受けたりして発展しています。
ジャズの中での分類も増えてきました。
よく演奏されるものでいうと、
- スイングジャズ
- モダンジャズ
- ハードバップ
- ボサノバ
- ラテンジャズ
などです。
分類についてはリズムの種類で分かれることが多いので、
「ジャズにでてくるリズムの種類① – オーソドックスなもの【ジャムセッション対策】」
のページも、興味があるかたは読んでみてください。
ジャズのライブに行ってみる
実際に生でジャズを聴くことも楽しみ方のひとつです。
ジャズもあくまで音楽なので、理屈抜きで肌で感じて欲しいです。
少し大きめの町なら、ジャズのライブハウスは大概ありますので、ネットで調べて行ってみましょう。
お店は入りにくい雰囲気があるかもしれませんが、定期的にライブを行っている店でしたら決して危なくはありません。
むしろアットホームなお店が多いですよ。
ジャズを演奏してみる
ジャズを本当の意味で楽しむには、自分で演奏してみるのが一番です。
ぜひ興味のある楽器を手にとってみてください。
ジャズで使われる楽器は、
「ジャズで使われる楽器一覧【性格別オススメの楽器も書きました】」
のページにまとめてあります。
またジャズに限らず、楽器を趣味にすることは人生を豊かにします。
「楽器をはじめると起こるイイコト【楽器をしないのはズバリ人生の損】」
のページも読んでみてください。
文章はここまでになります。
ジャズの世界を楽しんでくださいね。