これからコントラバス(ウッドベース)を買おうとしているかたに向けて、楽器を受け入れる環境が整っているか、チェック項目を書いてみようと思います。
色々検討していると思いますが、抜けがないか、このページも参考にしてみてください。
楽器本体の予算についてはクリアしているとして話を進めていきます。
コントラバス/ウッドベースを買っても大丈夫か
チェック項目は5つです。
コントラバスを置くスペースはあるか
まずは楽器本体を置く場所です。
ぼくは普段、ケースに入れた状態で部屋に寝かせています。
楽器の高さは優にわれわれの身長を超えますので、大柄な人間がいつも部屋に寝ている感じになります。
実際にベースが部屋が置いてあるのをイメージしてみてくださいね。
コントラバス用のスタンドもあります
もし部屋を広くしたい場合は、スタンドを使うのが良いです。
スタンドについては、
【使用レビュー】キクタニのコントラバススタンド【おすすめ】
のページに詳しく書きました。
上の「キクタニ」は安定感があっておすすめですよ。
近所迷惑にならないか
コントラバス(ウッドベース)は、実はそれほど大きな音は出ません。
ピアノやバイオリンのように近所一帯に聴こえる感じにはならないです。
ただそれでも、それなりに音は出ますので、以下の環境の場合は家での練習は難しいです。
- マンション/アパート
- お隣さんが隣接している戸建て
要は、弾く部屋のすぐ隣に他人様がいる場合、問題となります。
道路などワンクッションあると、おそらく大丈夫でしょう。
防音
この問題は防音すれば解決します。
防音については、
ウッドベース・コントラバスの練習場所【レンタルスタジオや防音のこと】
のページに書きました。
基本、スタジオで練習する
または、練習をそもそも家でしないようにする手もあります。
貸しスタジオで練習するわけですね。
こちらは何の気兼ねもなくできるので、おそるおそる弾くより断然良いです。
上に書いたリンク先に、練習スタジオの探し方を書きました。
家族の同意は得られているか
上で必ずしも防音がなくても弾くことができると書きましたが、家の中にはけっこう響きます。
家族には同意を得ておきましょう。
車は乗せやすいか
車が必須ということはありませんが、バスや電車にコントラバスを担いで乗るのは、けっこう大変です。
ジャズ系の場合、アンプも運びますから余計車があると便利です。
車は大抵の車種が載せられますが、やはりワゴンタイプが載せやすいです。
コントラバスにおすすめの車は、
ウッドベース・コントラバスの車選び【ボディタイプ別に解説します】
のページにまとめてあります。
維持費はチェックしたか
ランニングコストも、一応チェックしておいてください。
それほどかかりませんが、大事なポイントです。
コントラバス/ウッドベースの維持費(ランニングコスト)【実は高くない】
のページにまとめておきました。
NGな場合、EUB(サイレント楽器)を検討
もし上のチェック項目で購入が難しいとなった場合、「エレクトリックアップライトベース(EUB、サイレント)」を検討することになります。
EUBのメリットとしては、上のチェック項目の、まさに逆になりますね。
- 保管場所を取らない
- 近所/家族の迷惑にならない
- 持ち運びも楽
最近のEUBはすごい
エレクトリックアップライトベースは、日々進化を続けていまして、特にYAMAHAの「SLBシリーズ」はすごいですね。
新商品の「SLB300」など、普段コントラバスを弾いている人間からしても、ちょっと驚く音色です。
正直、悪くない選択です。
「YAMAHA/SLBシリーズ」に関しては、
ヤマハサイレントベースをグレード別比較【ウッドの代わりはこれ一択】
のページにまとめました。
なるべく本物のコントラバスの方でいきたい
以上、コントラバス(ウッドベース)の受け入れ環境について書いてみました。
直前にエレクトリックアップライトベースの利点も書きましたが、できるなら本物のコントラバスの方を買いたいところです。
そもそもあの音色・見た目が好きになったのですからね。
「家でお酒を飲みながら、ただ楽器を眺めているのが好き」
と、あまり弾かずにオブジェとしてしまっているひともいました。
たしかに、それくらいコントラバスの見た目は魅力的です。
中古市場もわりと整備されていて、万が一手放すときもわりと簡単に売れますので、ぜひ思い切って手に入れてみてくださいね。
きっと楽しいですよ。
それでは以上です。
このページは、
ウッドベースの始め方、独学の練習法【初心者から中級者になるまで】
に追加しました。