タブ譜は演奏の現場ではまず使われませんが、練習の段階ではメリットもあると考えています。
けっこうタブ譜ってワルモノ扱いされます。
でも使いようによっては、早くベースや音楽が上手くなったりする可能性も秘めていると思うんです。
似た話は、
【ギター/ベース】タブ譜は悪ではない【歴20年がメリット書きます】
の方でも書きました。
今回はタブ譜を使うことによって、指板を幾何学的に見れるようになる話を書いていこうと思います。
ベースにおける「タブ譜」のメリット

コードなどを「カタチ」で捉えられるようになる、という話です。
メジャーセブンス
たとえば「CM7」で見てみようと思います。
コードトーンは「ド、ミ、ソ、シ」ですので、タブ譜で示すとこんな具合です。

数字で楽譜を捉えていると、音名より「形」でコードを捉えるようになってきます。
たとえば「CM7」は指板上でこんな配置です。

そしてぼくは、こんな平行四辺形として見えています。

これは、たとえば「DM7」になろうが「AbM7」になろうが、形はすべて同じになります。
便利じゃないですか?
マイナーセブンス
「Cm7」はこんな具合です。
コードトーンは「ド、ミb、ソ、シb」ですね。

そしてぼくには「そろばんの玉」が見えています。

ソロバンはロストテクノロジーなので、「ひし形」というべきですね。
セブンス
「C7」はこんな形です。
次のハーフディミニッシュトと比べると面白いかもです。

ハーフディミニッシュト
「Cm7-5(CΦ7)」はこんな形です。
そう、セブンスと線対称です。

弾いて良い音が浮かび上がる

以上今回は、
「タブ譜を読むことで、コードを幾何学的に見られるようになる」
ということについて書いてみました。
自動的に音がピックアップされる
こうやって指板を見ていくと、だんだん弾くべき音が視覚的にピックアップされるようになります。
たとえば、あるコードを通過中に、弾いて良い音が浮かび上がるように感じられるかもしれません。
ピアノなどでは「鍵盤が光る」とも聞いたことがあります。
人間の能力は素晴らしいですね。
それでは以上です。
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楽譜/音符を読むことについてのブログ記事まとめ【ジャズ/ベース】
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