よくジャズのオススメであがるアルバムに、ビル・エヴァンスの「ワルツフォーデビー」があります。
このアルバムです。
■ ピアノとベースが対等
ビル・エヴァンスのピアノトリオを一言で表すなら、「ベースとピアノが対等なピアノトリオ」といえると思います。
もう少し言い換えるなら、「ベースがサウンドにアグレッシブに参加するピアノトリオ」とも言えそうです。
そんな具合なので、ベーシストにぜひ聴いて欲しいアルバムです。
ジャズベーシストにおすすめ「ビル・エヴァンス/ワルツフォーデビイ」
上にも書きましたが、とにかくベースのスコット・ラファロが動きまくります。
ウォーキングしないスコット・ラファロ
ジャズでは普通、ベースはウォーキングベースといって、4分音符を弾きます。
でもこのビル・エヴァンストリオでは、スコット・ラファロはめったにウォーキングしません。
「My Romance」
たとえば収録曲の「My Romance」では、普通ソロに入った2コーラス目などは、9割がた、ベースはウォーキングに移行します。
でもスコット・ラファロは、かたくなにウォーキングしません。
※「Milestones」でもそうですね。
自由なスペースを作る
なぜウォーキングしないのでしょうか。
それは、ウォーキングしないことで自由度が増すからです。
フィル的にフレーズを入れてサウンド作りに参加できますね。
返事するビル・エヴァンス
そしてそのラファロの合いの手的なフレーズに、ピアノのビル・エヴァンスが反応します。
ラファロに答えるようにして、ソロを展開していきます。
まさに「会話」ですね。
ギターのようなコードワーク
スコット・ラファロは和音もよく弾きます。
ラファロのハーモニーセンスも抜群です。
「My Foolish Heart」
「My Foolish Heart」を聴くと、そのハーモニーセンスが分かります。
要所要所に、ベースで和音を入れています。
そのセンスの良さを聴いてみてください。
ジャズを聴くなら「Amazon Music HD」がオススメ
いつもこのブログで言っていますが、音楽はなるべく高音質で聴いて欲しいです。
YouTube などでは、せっかくの良い音源が台無しです。
オススメは Amazon Music HD です。
ハイレゾ音源でジャズが聴けますよ。
Amazon Music HD については、下の記事を参考にしてください。
» Amazon Music HDをオススメする理由【音楽が好きな人へ】
»【超オススメ】Amazon Music HDの音質が最高すぎる話
それでは以上です。
※追記
似た内容ですが、もう少し詳しくレビューしました。