これからジャズのソロを勉強しようという場合、最初のうちはコードを無視して構いません。
将来は、きちんとコードを追っていかないといけませんが、最初は無理せずいきましょう。
今回はこのことを書いていきます。
最初のうちはコードを無視して良い
無視して良い理由は、まずはメロディを弾くことに慣れて欲しいからです。
「メロディを弾く」という感覚
ベースラインを弾くことと、ソロのメロディを弾くことは、初心者にとって大きく違うものになります。
まずはメロディを弾くことに慣れる必要があるので、コードを無視して簡略化してしまおうというわけです。
伴奏とソロは、将来は同じものになります。
伴奏もメロディのように弾けるとより良いものになるでしょう。
ブルースとペンタトニック
ソロを練習する曲は簡単なコード進行のものが良いです。
たとえば「ブルース」などです。
そして、その曲のキーの「マイナーペンタトニック」の音でソロを取る練習をすると良いでしょう。
例「Song For My Father」
いわゆるブルースのコード進行ではではないですが、「Song For My Father」も練習にちょうど良いです。
ソロに使用する音:F, Ab, Bb, C, Eb
この5つの音だけで、曲を通してメロディを弾きます。
練習には「iReal」などの伴奏アプリが便利ですね。
アドリブで弾くので、上手くいったりいかなかったりすると思います。
また弾いた音が変に感じても気にしません。
楽しむことに集中しましょう。
勝手に難しい音も弾ける
この練習の良い点のひとつに、意識せず難しい音も弾けることがあります。
たとえば「Eb7」通過中は、2度(F)や 6度(C)を自然に使えます。
ただ「Db7」のときだけ「C」の音がぶつかってしまいます。
逆に「C」の音が気持ち悪く感じられたら、とても良い経験になるでしょう。
まずはやってみることが大切
今回のコード進行を無視するやり方は、「とりあえずやってみる」ことに主眼を置いています。
何ごともやってみて楽しいことや難しいことが分かってきます。
ジャズのソロは楽しんだもの勝ちな部分もありますので、自分は下手だとか考えず、思い切って弾いてしまいましょう。
やってみると、思いのほか楽しいことに気づくと思いますよ。
それでは以上です。
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